太極拳をはじめとする中国武術の起源は数千年前にさかのぼるといわれています。
長い歴史の変化につれて、武術は護身・格闘技から、次第に健康法・体育種目として
心身の鍛練と修養を目的とするようになりました。

特に太極拳は中国古代文化・哲学を基礎とした優れた健身法であると同時に伝統的な
体育項目の一つとして発展してきました。 悠久の歴史を経て一衣帯水といわれる日中
間の友好交流の歴史の中でも特に太極拳、武術関係の友好交流は近年来ますます盛
んとなり、日本でも急速に普及が進み、愛好者人口は約100万人超えるといわれています。

太極拳・武術の普及は日本のみならず、東南アジア、欧米各国など世界各地でも広範
な愛好者人口を得てきています。 日本における太極拳普及の状況は健康法としてだけ
ではなく、幅広い年齢層に愛好される「生涯スポーツ」として全国健康福祉祭(ねんりん
ピック)や全国スポーツ・レクレーション祭の協賛事業となっており、毎年多くの人々が
これらの大会に参加しています。また一方で毎年全日本大会や各種の国際大会が定期的
に開催され、既にアジア競技大会(アジアオリンピック)においも正式競技種目となり、国際
的な「競技スポーツ」としても認知されるようになってきましたが、さらに2008年の北京オリン
ピック開催決定により正式種目化が期待されています。 また、平成7年(1995年)から
(社)日本武術太極拳連盟による全国共通の技能検定制度が導入され、技術レベルの向上も
愛好者や各団体で重要な課題の一つとなってきています。

私ども、神戸太極拳協会は昭和56年(1981年)に発足以来、「太極拳・武術の普及活動を
通じて、市民の健康増進と日中友好交流に寄与する。」を基本理念に、神戸市の友好都市
である天津市をはじめとする中国各地の武術協会や関係諸機関等と長年にわたり交流を
続け、多次にわたる訪中研修団の派遣や専門家・コーチの招聘を行ってまいりました。

また、全国的な武術太極拳活動の発展の中で、数多くの会員が設立以来、長年に渡り
継続的に全日本大会やジュニアカップ等の各種競技大会へ出場し、技能検定試験、審判
資格試験等の公的資格制度にも積極的に参加し、資格取得に取り組んできております。
こうした長年に渡る幅広い活動の中で多くの実績を積み重ねてきたことにより、2001年
(平成13年)8月現在で総数にして80を越える指導現場を有し、様々な形態での教室・講座
での普及活動が進んでおります。 このような状況にあって、21世紀を迎え2008年の北京
オリンピック開催決定を受けて、今後ますます「武術太極拳」が幅広い世代に愛好され、生涯
スポーツと競技スポーツの両面でバランスよく発展した、社会的なスポーツとして益々脚光を
浴びるとことが予想されると同時に、より多様な社会的貢献を求められる可能性も高まって
きております。

そこで設立20周年を迎えた本年を機に、任意団体である当協会を特定非営利活動促進法に
基づく法人格を取得することにより、上に述べた状況に柔軟かつ的確に対応していくための
活動基盤の安定と社会的な信用を得ることができるように、ここに「特定非営利活動法人 
神戸太極拳協会」を設立したい所存です。

この法人の設立により、世界一の長寿国といわれ、ますます高齢化社会が進む我が国に
おいて、地域社会の市民・住民が行政との連携を深めつつ、太極拳・武術を通じての「協働」
により、更なる健康の増進と社会的貢献に寄与することができると信じております。

平成13年10月1日 特定非営利活動法人 神戸太極拳協会


1. 法人の事業概要説明   2. NPO法人設立趣意書  3. 定款   4. 設立発起人名簿(順不同)   5. 協会組織図